【ドイツ育児】ドイツの助産師ヘバメが自宅に!便秘対策からヒートランプまで教わったこと全記録

みなさま、こんにちは。 ドイツ、ベルリン在住のフォトグラファー, Yuko.N.Sです。いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。

本日のテーマは“【【ドイツ育児】ドイツの助産師ヘバメが自宅に!便秘対策からヒートランプまで教わったこと全記録】”です。

ドイツでの妊娠・出産において、最も心強いパートナーと言えるのが「Hebamme(ヘバメ/助産師さん)」です。以前のインタビューから数ヶ月が経ち、妊娠35週になった頃、わが家へ自宅訪問(Hausbesuch/ハウスベズーフ)に来てくれました。

この訪問では、出産に向けた具体的なアドバイスや、準備すべきベビーグッズのチェック、部屋の間取りへのアドバイスなど、プロの視点でたくさんのヒントをいただけます。本来なら「出産準備コース」などで学ぶ内容も多いのですが、当時はコロナ禍真っ只中。対面でのコース参加が難しかった私にとって、自宅でマンツーマンで話せるこの時間は、不安を安心に変えてくれる本当に貴重なひとときでした。

出産を乗り切るための「身体と心」のアドバイス

まずは現在の体調や、いよいよ近づいてきた出産当日の流れについて話をしました。その中でも、特に興味深かったアドバイスをいくつかご紹介します。

便秘対策には「自然の力」を味方に

妊娠中に多くの方が悩まされる便秘。私も病院(Gynäkologie/ギュネコロジー、産婦人科)で鉄分(Eisen Tablette/アイゼン・タブレッテ)を処方されたり、1日2.5リットルの水を頑張って飲んだりしてきましたが、なかなか改善しませんでした。

そこでヘバメさんが教えてくれたのが、以下の2つをMüsli(ミューズリー)に混ぜて食べることです。

  • Flohsamenschalen(フローザメン・シャーレン): サイリウム(プランタゴ・オバタ)の殻。腸内で膨張して便の量を増やし、お通じをスムーズにしてくれます。
  • geschrotete Leinsamen(ゲシュローテテ・ラインザーメン): 砕いた亜麻仁。粘液成分が炎症を抑え、消化を促すそうです。亜麻仁は、全粒よりも挽いたもの(geschrotete)の方が効果が高いと言われています。

これらを食べる時は、水分を吸って膨らむので牛乳を多めに入れるのがポイント。dmやAlnaturaなどのオーガニックスーパーで手軽に買えます。ゆっくりですが、確実にお通じが解消されていきました。

「Positiv Denken(ポジティブ・デンケン)」で陣痛を和らげる

「陣痛が怖い……」「PDA(ペー・デー・アー/硬膜外麻酔)をすぐに打ってもらえなかったらどうしよう」という私の不安に対し、ヘバメさんは「Positiv Denken(ポジティブ・デンケン/ポジティブに考えること)」の大切さを説いてくれました。 不安を一旦置いて、ポジティブなことに集中すると脳内にホルモンが出て、痛みを和らげる手助けをしてくれるのだそうです。

そこで私は、iPadに「愛猫フォルダー」を作り、陣痛が来るたびに愛らしい猫たちの写真を眺めて過ごしました。これが意外と効果あり(笑)。フォトグラファーとして、光の中でくつろぐ猫たちの姿にはいつも救われますが、出産の現場でも彼らが力を貸してくれました。

初乳は「Golden Treasure(黄金の宝物)」

ヘバメさんが声を大にして言っていたのは「Die erste Milch(初乳/Kolostrum)はゴールデントレジャーである」ということ。 生まれたばかりの赤ちゃんの胃はアーモンドほどの大きさ。一度にたくさん飲むことはできませんが、最初の一滴には大切な栄養が詰まっています。無理にたくさん飲ませようとせず、赤ちゃんと二人でゆっくりと授乳のペースを掴んでいくこと。そのためには、最初は哺乳瓶(Flasche/フラッシェ)や乳首カバーを使わずに、直接のふれあいを大切にするよう教わりました。

肌と肌のふれあい:Haut zu Haut Kontakt

母親(または父親)と赤ちゃんの肌が直接触れ合うスキンシップ「Haut zu Haut Kontakt(ハウト・ツー・ハウト・コンタクト)」は、カンガルーケアとも呼ばれます。 実際に出産直後、分娩台の上で赤ちゃんを私の胸元で抱きかかえた時間は、疲れが吹き飛ぶほど穏やかで幸せな光景でした。退院後も夫と1日1時間ずつ、このふれあいの時間を持つようにしました。

また、出産は体力勝負の長期戦。チョコレートやナッツ、バナナなど、すぐにエネルギーになる軽食をパートナーの分も含めて用意しておくことも大切なアドバイスでした。わが家はおにぎりも持参しましたよ。

寒い国ドイツならではのベビーグッズ選び

続いて、冬のベルリンで赤ちゃんを迎えるための必須アイテムについてもチェックしてもらいました。

冬生まれは「ウール」が基本

ドイツでは赤ちゃんの寝具に掛け布団は使いません。代わりに使うのが Schlafsack(シュラーフザック/寝袋) です。 最初に綿素材のものを用意していましたが、ヘバメからは「冬ならウール製を!」とアドバイス。買い足した Wollefleece(ウールフリース) の寝袋は、肌触りが良く毛玉もできにくくて、本当に重宝しました。

マストアイテム「Wärme Lampe(ヴェルメ・ランペ)」

おむつ替え台(Wickeltisch/ヴィッケルティッシュ)の上に設置するヒートランプです。体温調節ができない新生児を冷やさないために、産院や小児科には必ず設置されています。「中古でもいいから必ず買うように」と念を押されましたが、おむつ替えだけでなく、ベビーマッサージやお着替えの時にも大活躍でした。

今日のドイツ語

  • -e, Hebamme: 助産師(ヘバメ)
  • schrotten: 砕く(geschroteteは「砕かれた」)
  • -e, erste Milch: 初乳(エルステ・ミルヒ)
  • -e, Haut: 肌(ハウト)
  • -e, Wolle: ウール(ヴォレ)
  • warm: 暖かい(ヴァルム)
  • -r, Wickeltisch: オムツ替え台(ヴィッケルティッシュ)
  • -r, Windelraum: オムツ替えルーム(ヴィンデルラウム)

まとめ:プロの知恵を借りて、自分たちらしい準備を

ヘバメさんの訪問を経て、物の準備だけでなく「どんな風に赤ちゃんを迎えたいか」という心の準備も整った気がします。プロの的確な、それでいて温かい言葉は、初めての育育児に不安を感じていた私にとって大きな支えとなりました。

フォトグラファーとして、これから生まれてくる命をどう記録に残していくか。そんなワクワクした気持ちも、ヘバメさんとの会話の中で膨らんでいきました。

これからドイツで出産を控えている方、また海外の育児事情に興味がある方の参考になれば嬉しいです。本日もご愛読、ありがとうございました。


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