ドイツの助産師さん〜子育てのプロ・ヘバメ(Hebamme)探し〜

ドイツの助産師さん〜子育てのプロ・ヘバメ(Hebamme)探し〜

「ドイツのHebamme(助産師)」とは?Hebammeの探し方や、実際お会いした際に聞いた産後のケア内容や訪問頻度のご紹介です。

みなさま、こんにちは。フォトグラファーのYuko.N.Sです。

本日のテーマは“ドイツの助産師さん〜子育てのプロ・ヘバメ(Hebamme)探し〜”です。

Hebamme(ヘバメ)とは?

Hebamme(ヘバメ)とは、助産師のことです。

ずばり、妊娠、出産、産後、母乳育児に関する専門家です。出産前、出産中、そして出産後は自宅に通い、“赤ちゃんのお世話の方法”を新米両親にレクチャーしてくれます。

そしてなんとこの助産師サービスは、法定健康保険でカバーされます。基本的に面倒な手続きを行う必要もなく、直接助産師に連絡し、実際に会ってから決める方法がベター。


民間の保険に加入されている方は、ご加入されている保険会社・ご確認プランを確認してください。

Hebammeの探し方

筆者はHebammeを探した際に実際に利用したHPを2つご紹介します。

Hebammenvermittelung

Hebammenvermittelungとは、Hebammeの斡旋所、またはマッチングサイト(?)のようなものです。

探し方はとても簡単。リクエスト送信方法を下記にまとめました。

【リクエスト方法】

①最初に出産予定日、名前、住所等の情報を上記HPで記入後、リクエストを送信。

②すると、Hebammenvermittelungから対応できるHebammeの情報がメールで送られてきます。

③もしマッチングしなかった場合は、最後のリクエストから2週間後に再度リクエストが可能のようです。

リクエストのタイミングによって紹介されるHebammeは変わってきます。
下記リンクからリクエストを送信してみてくださいね。

産院

筆者がHebammeを探したときにHebammenvermittelung以外でチェックしたのが、産院のホームページです。

【産院登録されているHebammeのメリット】

  • 病院がおすすめしてくれている方だから信頼できる
  • 出産時からサポートしてくれる

住んでいるBezirk(エリア)に対応しているか確認してから連絡してみてください。

筆者がチェックした産院はMartin Lutherという病院です。
ご興味がありましたらチェックしてみてください。

Berlinは現在Hebamme不足!でも焦らずじっくり人選することが大切!

一言でHebammeと言っても、対応できるサービスは人それぞれです。どのようなサービスを受けたいか考慮し、Hebammeへ連絡する際は、希望するサービスに対応してくれるか確認しましょう。

BerlinはHebamme不足らしく探すのも大変ですが、最長で2ヶ月ほどお世話になるので慎重に選んだ方がいいと思います(何人かとインタビューを行い、5人目でやっと決まった友人もいます)。様々な考え方や思想を持ったHebammeがおり(たとえば自然派にこだわりがあったり等)、そういった点も考慮したら良いかもしれませんね!

Hebammeとの出会い 〜 インタビュー当日

Hebammeとの出会い

筆者はだいたい妊娠10週目あたりからHebammeを探し始めました。

上記ご紹介したHebammenvermittlungや産院のHPを見ましたが、Hebammeと出会ったのは友人からの紹介でした。

同じBezirkに住んでいるご近所さんが昨年お子さんを出産し、そのときにお世話になったHebammeがとってもよかったというお話を聞き、連絡先を教えてもらいました。早速Hebammeへ電話をし、出産予定日、私たちがどんなサポートを必要としているか等を話しました。スケジュールはオーケーとのお返事をいただけて、その場でインタビューの日程を決めました。電話口でもお人柄の良さを感じ、とても聞き取りやすいドイツ語で話してもらえ安心しました。

お知り合い・友人から紹介してもらう方法もかなりオススメです!(Bezirkの確認をお忘れなく)。実際の経験談を聞けて参考になります。

インタビュー当日

私たちがお願いしたHebammeは自分のスタジオでヨガレッスンを開いていて、当日はHebammeのヨガスタジオで会いました。

下記、インタビュー内容になります。

サポート内容の説明

最初に、Hebammeが産褥期の訪問頻度の説明を受けました。

【訪問頻度】

  • 生まれてすぐの1週間から10日間は毎日訪問。
  • 1日だいたい45分 〜 1時間程度の予定。
  • そこから2日ほどいったんお休みを挟み、1週間に2〜3回ほど訪問頻度を徐々にペースダウンしていき、トータルで8週間訪問します。
  • さらに、9ヶ月間は8回まで電話、もしくは訪問という形で相談にも応じてくれます(大変心強い!)。

そのほかに、ケア内容の説明もしてくれました。

主に、胎児の体重測定母乳が出ているかなどのケアお風呂の入れ方などレクチャーしてくれたり、不安なことがあった際には相談にのってくれるようです。

質疑応答タイムへ

直接お会いして、私たちはぜひこの方にお願いしたい!と意見が合致したのでその場で契約を行いました。


加入している保険証の提示とサインだけすれば、あとはHebammeが保険会社等との手続きをしてくださるようでした。


そこから、私や私の家族をメインに病歴等の質疑応答タイムへ。分からない単語があった際はGoole翻訳で日本語翻訳してくださったり、とても親切に対応してもらえ出産後に来てもらえることが楽しみになりました。


この日はトータルで1時間ほどで終了。どんなお人柄か多少心配していましたが、無事にお願いできることが決まり大変安堵しました。

ここで印象に残っていることは、初めて夫の苗字を聞かれたことです。ドイツでは婚姻関係を結んでいないパートナーシップのカップルもたくさんいるので、パートナーの苗字を確認することは自然のことのようです。私たちにとっては新鮮でしたが、文化を考えると納得です。

Hebammeからのお土産紹介

帰り際に妊婦グッズの試供品と妊婦ヨガのミニ冊子をいただきました。いただいた試供品をご紹介します。

Salus® Kräutertee-Spezialitäten für die Frau Schwangerschafts Tee

妊婦用のハーブティーです。私事ですが、フルーティーな紅茶が苦手で、今まで妊婦用の紅茶を飲む機会がありませんでした。このハーブティーはクセもなく、とても美味しくいただけました!安心して飲めるので今後も買おうと思っています。

いただいた紅茶はこちら

Welda Schwangerschaftpflichtöl

出ました!ウェルダの妊娠線ケアオイル!すでに使っていましたがHebammeがおすすめしてくださり、さらにオイルに対する信頼度が増しました。ケアを始めて12週ほど経ちますが、いまのところ妊娠線らしきものは見当たりません。今後もケアを続けていきたいと思います。

ウェルダの妊娠線予防オイルはこちらのブログでもご紹介しています!よろしければご覧ください。

Welda Damm-Massageöl (Bereitet auf die Geburt vor)

さらにもうひとつ、ウェルダの試供品をいただきました。

こちら、なんと会陰マッサージオイルです。このオイルを使って定期的にマッサージすることで、組織が柔らかくなり、伸びやすくなり、会陰部の裂け目を防ぐことができるそうです。妊娠34週目以降から使用するとのこと。会陰切開予防のため、34週目から私もマッサージを始めようと思います。

左の袋に入っているものが会陰マッサージオイル、右のボトルが妊娠線ケアオイルの試供品です。

今日のドイツ語

-e, Hebamme助産師
-e, Vermittlung (-en)仲介、斡旋
-e, Hausgeburt (-en)自宅出産
-e, Geburtshausgeburt (-en)産院出産
-s, Wochenbett (-en)産褥期
-r, Bezirk (-en)地域、地区
-e, Spezialität (-en)名物、特産物
-s, Kraut (Kräuter)ハーブ
-r, Damm (Dämme)会陰部
auf / für AKK vor|bereiten準備させる、心構えをさせる

いかがでしたでしょうか?
次回の「Schwangerschaft / 妊娠」カテゴリーでは、引き続き健診のことや歯科医でのことをご紹介いたします。
本日もご愛読、ありがとうございました。