ドイツの歯医者〜歯科検診とクリーニング in ベルリン〜
- 2021.10.06
- Schwangerschaft / 妊娠 Spontan / ライフスタイル

妊娠をきっかけに、初めてベルリンで歯科検診を受けました!本日は治療内容・保険・お値段などのご紹介をします。
みなさま、こんにちは。ドイツ・ベルリン在住のフォトグラファーのYuko.N.Sです。
本日のテーマは“ドイツの歯医者〜歯科検診とクリーニング in ベルリン〜”です。
どこの歯医者さんへ行ったの??
筆者が行ったZahnarzt(歯科医)をご紹介します。
ドイツ・英語に対応しており、LGBTQフレンドリーな歯医者さんです。私が予約した際にはありませんでしたが、なんとオンライン予約が可能!電話に自信のない方には予約しやすく◎ただし、初診だとすぐに予約できないケースもあるので、すぐに検診を受けたい方は電話で予約した方がベター。
下記、歯科医のHPになります。KaDeWeの目の前の建物です(筆者が通っているGynäkologieと同じビル!)
こちらの記事で、電話での予約の取り方をご紹介しています。もしよろければ参考にしてみてください。

どんな検診・処置を受けたの?
- Erstuntersuchung(初診)
- Professional Zahnreinigung(歯石取り)
受付と問診票の記入
個人経営の歯科医なので、大きすぎすアットホームな落ち着きのある雰囲気でした。受付で予約している旨を伝え、保険証を提示。ドイツの法定健康保険証にはICチップが付いていて、カード式になっています。クリニック・病院の受付には必ず保険証を読みとる機械があるので、そちらにカードを差し込みます。
検温を受け、問診票をもらい待合室で記入。こちらの問診票は、GynäkologieやPränataldiagnostikのような難しい単語はないので、心配無用です。妊娠されている方は、「Schwanger」のJa / Nein Fragen(イエス・ノークエッション)で必ず「Ja」を選択してください。処置によっては麻酔の行う可能性もあるので注意!
検診
問診票の記入が終わり、受付に渡すと、すぐに名前を呼ばれ診察室へ。
マウスウォッシュを渡され「1分間、口をゆすいでくださいね」と案内を受け、洗口液を口に含んだ瞬間、まさかの砂時計の登場!某年末のテレビ番組『笑ってはいけない〜』ではありませんが、ドイツっぽい!と笑いそうになりました。
マウスウォッシュが終わると検診前の簡単な説明と問診。
「妊娠中なので麻酔は使えません」
「親知らず(Weisheitszahn)は抜いた?」
「痛みはある?」
などの問診を受けました。
問診が終わると、いよいよ検診スタート。椅子がゆっくり倒されるとなんと天井にモニターが!たくさんの鯉が泳いでいる映像が流れていました(ちなみに筆者は大の鯉嫌いなので少々辛かった、、、)。
先生とアシスタントの方が、日本と同じように数字を読み上げながら歯の状態を診てくださいました。
検診自体はだいたい15分ほどで終了。
虫歯(die Karies)などなくて綺麗です、と言ってもらえ一安心。ただ、下奥歯が少しだけ炎症があるようで、緊急性のものではないから出産後に経過観察することになりました。
楽しみにしていたProfessional Zahnreinigung
筆者は元喫煙者のため歯全体は若干黄ばんでいました。ヤニなどで黄ばんだ部分がずっと気になっていたので、今回Professional Zahnreinigungもお願いしました。果たしてどのくらい汚れが落ちるのか、、、白くなるのか、、、??
待合室で待っていると、検診時の時とは違う先生に呼ばれ処置室へ。
簡単な自己紹介後に
「歯磨き粉は何味にする?」
「音楽のリクエストはある?」
「フロスで毎日ケアしている?」
など聞かれました。舌のケア方法や正しいフロスの使い方などの説明を受け、いよいよProfessional Zahnreinigungがスタート!
ここでもマウスウォッシュ(と1分がセットされているタイマー)が渡され口の中をゆすぎます。天井のモニターには、今度は地中海あたりの癒し系(?)の映像が流れていました。
Professional Zahnreinigungの処置時間ははだいたい1時間ほど。
仕上がりがすごい!歯と歯の間がすっきりし、黄ばんでいた歯も白くなりました。さらに白くしたかったら漂白などもできるようですが、個人的にはProfessional Zahnreinigungだけで十分でした。
処置中は痛かったり、いろんな味がしたり、顔が水だらけになりました。目はサングラスで保護され、洋服周りをカバーするタオルをかけてもらっていたので全く問題はありませんでしたが、白いお洋服は着ていかないほうがいいと思います。
ちなみにこちらの歯科医は、半年に1度のProfessional Zahnreinigungを推奨しています。半年後は出産時期と重なるので、出産後にまた行こうと思います。

お値段は?
保険でカバーされるもの・されないもの
ドイツの法定健康保険では、歯科医の場合、保険でカバーされる項目とされない項目があります。
定期検診はカバーされますが、カバーされないものの基本的な考え方は、ざっくりいうと「普段のケアを怠けたせいで発症したケース」です。例えば、歯磨きを怠って虫歯になってしまった場合、虫歯の治療費は保険でカバーされません。Professional Zahnreinigungも同様です。
しかし、親知らずの処置に関しては、「普段のケアを怠けたせいで発症したケース」ではなく「生えてきてしまい、虫歯になるとやっかい」なので保険でカバーされます。面白い考え方ですよね。
この日のお支払い
ということでErstuntersuchungに関しては無料。
Professional Zahnreinigungは101,36€でした。一般的にZahnreinigungは80€から120€が相場のようなので、ちょうど中間の価格帯。私としては大満足だったので、今後もこちらで歯を綺麗にしてもらおうと思います。
今日のドイツ語
-r, Zahnarzt (Ärzte) | 歯科医 |
-e, Erstuntersuchung (-en) | 初めての検診、初診 |
-r, Zahnstein (-s) | 歯石 |
-e, Zahnreinigung (-en) | 歯石除去、歯のクリーニング |
-r, Zahn (Zähne) | 歯 |
-r, Weisheitszahn (Zähne) | 親知らず |
-e, Karies (-) | 虫歯 |
-e, Plombe (-n) | 詰め物 |
いかがでしたでしょうか?
今回は「Spontan / ベルリン生活」カテゴリーと「Schwangerschaft / 妊娠」カテゴリーのコラボ編でした。
次回もコラボ編、「ドイツでメガネを作り」をテーマに、Berlinのメガネブランド「MYKITA」をご紹介します。
ご愛読、ありがとうございました。

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