【ベルリン猫ライフ】愛猫のペットパスポートとワクチンパスポート、何が違う?ベルリンでの申請方法と費用」

みなさま、こんにちは。 ドイツ、ベルリン在住のフォトグラファー、Yuko.N.Sです。いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。

本日のテーマは「【ベルリン猫ライフ】愛猫のペットパスポートとワクチンパスポート、何が違う?ベルリンでの申請方法と費用」です。

我が家で「ワクチンパスポート」といえば、これまでは猫たちのものが一般的でした。コロナ禍になって初めて人間用にも存在することを知ったくらいです(笑)。日本ではなかなか馴染みのないこの2つの証明書について、今回はベルリンでの実体験をもとにご紹介していきたいと思います。

特に、将来的にペット(犬、猫、フェレット)と一緒に日本へ本帰国される予定がある方には、ペットパスポートは必須のアイテムです。準備には時間がかかることもあるので、ぜひ参考にしてくださいね。

Impfausweis (ワクチンパスポート) とは?

ドイツでペットを飼うと、ほぼ全ての犬や猫が最初に手にするのがこの Impfausweis(インプフ・アウスヴァイス / ワクチンパスポート) です。

これは、子犬や子猫が初めてワクチンを接種した際に、Tierarzt(ティーア・アルツト / 動物病院の獣医さん)から無料でもらえるものです。

記載内容:飼い主が記入するペットの基本情報(名前、性別、種類、誕生日など)と、獣医さんが記入するワクチンの種類、接種日、有効期限。

注意点:基本的にドイツ国内でのみ有効な書類です。ドイツには診察券という文化がないため、病院へ行く際はこれがカルテ代わりになります。

有効期限が切れる2週間前くらいに次の予約を入れるのが、ベルリンでのスマートな通院スタイルです。

EU Heimtierausweis (ペットパスポート) とは?

一方で、国境を越えて旅行に行ったり、日本へ連れて帰ったりする際に必要になるのが EU Heimtierausweis(イーユー・ハイムティーア・アウスヴァイス / ペットパスポート) です。

このパスポート、実はワクチンパスポートの「Gelbausweis(イエローパスポート)」に対して、通称「Blauausweis(ブルーパスポート)」と呼ばれています。 私たち人間がドイツで「ブルーカード(滞在許可)」を取得するのはあんなに大変なのに、猫たちはこんなに簡単に「ブルーパス」を手に入れられるなんて……ちょっと羨ましくなってしまいますね。

ペットパスポートを持つメリット

「旅行に行かないから必要ないかも?」と思われる方もいるかもしれませんが、実は大きなメリットがあります。

  1. 脱走時の安心:申請時に「マイクロチップ」の埋め込みがセットになります。万が一脱走して保護された際、チップから飼い主の情報がわかるので安心です。
  2. 日本への本帰国に必須:海外生活において「いつかは本帰国」という可能性は常にありますよね。日本の検疫ではマイクロチップの装着が必須条件となっており、このパスポートがその公式な証明になります。

【重要】マイクロチップの規格について

日本へ連れて行く場合、チップは「ISO 11784 / 11785」という国際規格に適合している必要があります。申請時に必ず獣医さんに確認しましょう。

ちなみに我が家のかかりつけ医ではVirbac社のチップを使用していました。パッケージに記載がなくても、メーカーHPで「ISO準拠」と確認できれば大丈夫です。

申請方法とお値段の目安

ペットパスポートは、Tierarzt(動物病院)で申請できます。

一般的には避妊・去勢手術のタイミングで一緒に処置してもらうことが多いです。予約時に「Ich möchte mich für einen Heimtierausweis anmelden.(ペットパスポートの申し込みもしたいです)」と伝えておきましょう。

費用の目安:

パスポート申請のみ:約90〜100€

手術+パスポート(チップ・狂犬病ワクチン込):約310€(我が家の例)

※病院によって費用は異なりますので、あくまで目安としてお考えください。

私たちが通っているのは、ロシア系の親子が経営されているTierarzt。とても親切で、ベルリン内でもお安いと評判の病院です。

ワクチンパスポート(イエロー)

コモくんのパスポートを例に見てみます。

Ⅰ. Besitzer(飼い主の情報):氏名、住所、電話番号などを自分で記入します。

Ⅱ. Beschreibung der Tieres(ペットの説明):名前や種類、毛の色(Haarkleid)など。

Ⅶ. Sonstige Impfungen(その他の予防接種):獣医さんがワクチンのラベルを貼り、サインとスタンプをしてくれます。

ペットパスポート(ブルー)

アリアちゃんと雨ちゃんのブルーパスポートは、より「公的な書類」という雰囲気。写真は獣医さんの割印付きです!

Ⅰ. Besitzer(飼い主の情報):氏名、住所、電話番号などを自分で記入します。

Ⅱ. Beschreibung der Tieres(ペットの説明):名前や種類、毛の色(Haarkleid)など。

Ⅲ. Kennzeichnung(動物の識別):埋め込まれたマイクロチップの番号と場所が記載されます。アリアちゃんは左側の首(Linke Halsseite)に入っているようです。

Ⅴ. Tollwutimpfung(狂犬病予防接種):日本帰国には2回以上の接種が義務付けられている、とても重要な項目です。

今日のドイツ語

-e, Impfung(インプフング):予防接種

-r, Ausweis(アウスヴァイス):証明書

-s, Heimtier(ハイムティーア):ペット

-r, Besitzer(ベジッツァー):オーナー、飼い主

-e, Tollwut(トルヴート):狂犬病

mich zu / für … anmelden:〜を申し込む、申請する

まとめ

いかがでしたでしょうか? 一見難しそうに感じるドイツでの手続きですが、仕組みを理解しておけば愛猫との生活がより安心なものになります。