みなさま、こんにちは。 ドイツ、ベルリン在住のフォトグラファー、Yuko.N.Sです。いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。
本日のテーマは“【ドイツ・猫】避妊去勢手術はいつ?獣医さんに「No」と言われた理由と費用の記録”です。
我が家の愛猫たち、アリア、雨(あめ)、コモの3匹も、無事に避妊・去勢手術を終えました。 ドイツでの手術事情は、日本とは少し異なる部分や、獣医さんごとの考え方の違いがあり、私自身もとても勉強になりました。
今回は、手術を受けるタイミングや当日の流れ、そして気になる費用について、我が家の体験談をシェアしたいと思います。
獣医さんに「No!」と言われた、手術のタイミング
実はアリアが生後半年を迎える前、予防接種のついでに「そろそろ避妊手術(Sterilisation)の予約を…」とお願いしたことがありました。
すると、先生からはまさかの「No!」というお返事が。
Tierarzt(獣医)の考え方
私が通っている動物病院の先生の方針は、「身体が完全に成長するまでは、避妊・去勢手術は行わない」というものでした。
先生曰く、 「あまりにも幼い時期に手術を行うと、身体の成長が止まってしまうだけでなく、メンタリティや性格まで『赤ちゃん』のままになってしまう」 とのこと。身体の成長と性格がしっかり構築されてから手術を行うべき、と説明を受けました。
もちろん、生後5ヶ月や半年で手術を行う病院もありますし、オス・メスの多頭飼育で妊娠のリスクがある場合は早めの処置が必要です。ただ、当時の私はメス猫だけを飼っていたこともあり、信頼できる先生の考えに委ねることにしました。

我が家の3匹のタイミング
- アリア(メス):満1歳
- 手術前にはっきりとした発情行動は見られず、鳴き方が少し変わる程度でした。
- 雨(メス):生後10ヶ月
- メインクーンの血が入っているためか成長がゆっくりで、発情の兆候もまだありませんでした。
- コモ(オス):生後半年
- オス猫飼育は初めてだったので、マーキングやメス猫たちへの行動を心配していましたが、発情行動が出る前に無事手術できました。
手術前日から当日の流れ
これからドイツで手術を控えている方のために、当日の流れをまとめておきますね。
前日の準備
病院からの指示は以下の通りでした。
- 食事: 前日の夕方18時以降は禁止(絶食)
- お水: 飲ませてOK
当日、病院にて
予約時間に病院へ向かい、同意書にサインをします。 この病院では、麻酔をかけている間に「歯石除去」や「爪切り」などのオプションケアをお願いできるのですが、今回は歯石除去はNGでした。 「歯垢からバイキンが入り、手術の傷口に悪影響を及ぼすリスクがあるため」とのこと。安全第一ですね。
麻酔のタイプも選択可能でした。事前に同意書を確認しておくとスムーズです。
お迎えは「日帰り」が基本
ドイツの動物病院では、入院させずに自宅で経過観察をするのが一般的です。 麻酔が覚めたら電話連絡が来るので、すぐにお迎えに行きます。
我が家の猫たちの回復スピードには個体差があり、驚かされました。
- アリア: 病院到着から3時間後にお迎え
- 雨: まるでキャサリン妃のような早さ(笑)!なんと1時間半後にお迎え
- コモ: 病院到着から4時間後にお迎え
術後の様子とケア
お家に帰ってからの様子も、三者三様でした。
アリア(メス)& 雨(メス)の場合
二人は手術から10日後に抜糸を行いました。それまでの約13日間は、傷口を舐めないようにエリザベスカラー(Kapuze)をつけて過ごしました。
- アリア: 最初は食欲が落ちましたが、2日後には回復し、むしろ食欲増進!性格に大きな変化はありませんでした。
- 雨: 帰宅当日は私のお腹の上で爆睡。翌日には食欲が戻り、なんと術後3ヶ月で300gも体重が増えました。
コモ(オス)の場合
コモくんは抜糸の必要がなく、カラーもなし。念のため4日間は隔離しましたが、帰宅直後からソファーに飛び乗って虫を追いかけるほどの元気さ! 性格はもともと甘えん坊でしたが、術後はさらに「超・甘えん坊」に。 私の顔をエンドレスに舐めたり、ふみふみが止まらなかったり……愛おしさ倍増です。
【重要】多頭飼いの方へ:匂いに注意!
病院から帰ってきた猫には、独特の「消毒液の匂い」がついています。 他の猫がこれを「知らない猫(敵)」とみなして攻撃することがあるため、匂いが消えるまで(最低3日以上)は部屋を分けることを強くおすすめします。

太らせないために!術後のごはん事情
「避妊・去勢手術後は太りやすくなる」とよく聞きますが、我が家の3匹も確かに食欲が増しました。 獣医さんの指導のもと、以下のフードに切り替えたり量を調整しています。
- Sanabelle Sterilized(ザナベレ スペシャル 去勢・避妊手術を受けた猫用)
- ドイツ産の天然由来フード。ドライフードはこちらに切り替えました。
- Catz finefood Classic(キャッツファインフード クラシック)
- 夜にあげているウェットフード。専用食ではないため、与える量を通常の80%にカットしています。
気になる費用
最後に、今回の手術にかかった費用(ペットパスポート代含む)を公開します。 ※あくまで私が通う動物病院での価格です。
- アリア・雨(メス):各 310ユーロ
- コモ(オス):236ユーロ
今日のドイツ語
- die Sterilisation (-en): 避妊手術
- die Kastration (-en): 去勢手術
- die Narkose (-n): 麻酔
- die Kapuze (-n): かぶりもの、エリザベスカラー
まとめ
いかがでしたでしょうか。 猫たちの性格や病院の方針によってタイミングは異なりますが、これからドイツで手術を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
次回の「Katze / ネコ」カテゴリーの記事については、現在お題を模索中です。「こんなことが知りたい!」というリクエストがありましたら、ぜひお気軽にコメント欄で教えてくださいね。
本日もご愛読、ありがとうございました。
