【ベルリン出産レポ】ドイツの産院での入院生活|家族部屋(Familienbettzimmer)の費用と3日間の流れ

みなさま、こんにちは。 ドイツ、ベルリン在住のフォトグラファー、Yuko.N.Sです。いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。

本日のテーマは「【ベルリン出産レポ】ドイツの産院での入院生活|家族部屋(Familienbettzimmer)の費用と3日間の流れ」です。

無事に出産という大仕事を終えた後、待っているのは赤ちゃんとの新しい生活の始まり。ドイツの産院での入院生活は、日本とは驚くほど勝手が違うことがたくさんありました。

今回は、私が実際に体験したベルリンの産院での3日間の流れや、家族で滞在できる「Familienbettzimmer(家族部屋)」の詳細、そして気になる費用について詳しくお伝えします。

これからドイツで出産を控えている方の不安が、少しでも安心に変われば嬉しいです。

ドイツの産院の基本:母子同室と3日間の入院

ドイツの産院では、基本的に母子同室がスタンダードです。日本のような「新生児室」に赤ちゃんを預ける習慣はなく、産後すぐから赤ちゃんは常にお母さんのそばで過ごします。

授乳やおむつ替えも、お部屋や専用のルームで助産師(Hebamme / ヘバメ)さんの指導を受けながら、自分たちで行うのが特徴です。

普通分娩の場合、入院期間は原則3日間。 もし近所の小児科(Kinderarzt / キンダーアルツト)が往診に来てくれる環境であれば、翌日に早期退院(Ambulante Geburt)することも可能です。

大部屋(2〜3人部屋)の場合は、カーテンなどの仕切りがなくプライバシーを確保しにくいため、リラックスして過ごしたい方は次に紹介する個室の検討をおすすめします。

家族全員で過ごせる「Familienbettzimmer」とは?

私が今回利用したのは、Familienbettzimmer(ファミリエン・ベット・ツィマー)。 これは、産後にパートナーも一緒に泊まることができる家族専用の個室です。

  • 設備: 大人用ベッド、専用バスルーム、お手洗い
  • 食事: 夫婦2人分が提供されます
  • おむつ替え: 共有の専用ルーム(Wickelraum)を使用

このお部屋の最大の特徴は、「当日の空き状況次第」で決まるということ。 事前予約(Anmeldung zur Geburt)の時点では希望を伝えることしかできず、出産当日に空きがあれば入れるという、運任せなシステムになっています。

気になる入院費用について

公的保険に加入している場合、2人部屋や3人部屋の入院費用は基本的に全額カバーされるため、自己負担は0ユーロです。

一方、一人部屋やFamilienbettzimmerを希望した場合は、追加料金が発生します。

  • 追加料金: 1日あたり約150ユーロ前後(病院により異なります)

私の場合、Familienbettzimmerに3泊し、後日届いた請求書は約450ユーロでした。大きな出費ではありますが、産後の繊細な時期に家族水入らずで新しい生活のスタートを切れたことは、何物にも代えがたい価値がありました。

入院生活3日間のタイムスケジュール

実際に私が過ごした3日間の流れを振り返ってみます。

【1日目】新しい家族との出会いとお部屋への移動

出産直後、分娩室で家族部屋を希望したところ、運良く空きがありました。 お部屋には、Beistellbett(バイシュテルベット)と呼ばれる添い寝用のベビーベッドが用意され、中にはおしり拭きやSchlafsack(シュラーフザック / 寝袋)も備え付けられていました。

助産師さんから施設の説明を受けた後、Wickelraum(ヴィッペルラウム / おむつ替え室)の使い方も教わりました。ここにはおむつや着替えが完備され、ドイツではおなじみのWärmelampe(ヴェルメランペ / ヒートランプ)も設置されていて、温かい光の中で赤ちゃんをケアできます。

夕食はドイツ流の「Abendessen(冷たい夕食)」でしたが、この日はお祝いにお寿司をデリバリーして、夜間授乳に備えました。

【2日目】各種検査と事務手続き

2日目は朝から慌ただしく過ぎていきました。

  • 母体のケア: 助産師による血圧測定と問診(痛み止めの処方など)
  • 事務手続き: 院内でGeburtsanmeldung(出生届)の提出
  • 赤ちゃんの検査: 聴力検査、股関節の超音波検査

股関節の検査で小さな異常が見つかりましたが、この時しっかりと説明を受け、次の健診(U3)への引き継ぎができたので安心しました。

【3日目】退院前の最終チェック「U2」

いよいよ退院の日。最後に小児科医によるU2(新生児健診)が行われます。

  • 身体測定(体重・頭囲など)
  • 臓器・皮膚・反射のチェック

すべての数値に問題がないことを確認し、お昼頃には晴れて自宅へ戻ることになりました。

今日のドイツ語

  • der Wickelraum(おむつ替え室)
  • stillen(授乳する)
  • das Beistellbett(添い寝用新生児ベッド)
  • der Schlafsack(寝袋)
  • die Windel(おむつ)
  • die Wärmelampe(ヒートランプ)
  • die U1(出生直後に行う新生児健診)

まとめ

これらの検査結果はすべて、Kinderuntersuchungsheftという黄色い表紙のノート(日本でいう母子手帳のようなもの)に記録されます。

これは、今後ドイツで健診を受ける際に一生付き合っていく大切な一冊です。予防接種の記録(Impfpass)とは別物なので、混同しないように気をつけてくださいね。

産後の3日間は、喜びと戸惑いが入り混じる特別な時間です。 ベルリンの産院は、写真家である私の目から見ても、とても「光」が優しく、新しい命を包み込むような温かさがありました。

この記事が、これから出産を迎えるみなさまの心の準備に少しでも役立てば嬉しいです。


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