みなさま、こんにちは。 ドイツ、ベルリン在住のフォトグラファー、Yuko.N.S です。いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。
本日のテーマは“【ベルリンでの退院後レポ】ドイツで産後生活と Hebamme の訪問について”です。
ドイツで初めての出産を終え、ようやく家に帰ってきた私たち。入院生活の緊張がふっと解け、ここから本格的に「家族としての生活」が始まりました。今回は、退院直後の様子や、ドイツ独自の心強い味方である Hebamme(ヘバメ/助産師)の訪問、その役割について実体験をまとめました。
これからドイツで出産・育児を迎える方の参考になったら嬉しいです。
退院と自宅への帰宅:3人と3匹の生活スタート
退院の移動手段はタクシーを利用しました。赤ちゃんは **Babyschale(ベビーシャール/ベビーシート)**にしっかりと乗せて、ベルリンの街を抜けて我が家へ。
家に到着して真っ先にしたのは、体を休めるがてら赤ちゃんを胸の上に抱く **Haut zu Haut(ハウト・ツー・ハウト/肌と肌のふれあい)**です。この温もりを感じる時間は、一人の母としても、言葉にできないほど尊い瞬間に感じられました。私が休んでいる間、夫はすぐに洗濯や食事の準備に取りかかってくれ、いよいよ「3人と3匹」での新しい日常が動き出しました。
入院中、愛する3匹の猫たちのお世話は **Nachbarschaft(ナハバーシャフト/近所)**の方にお願いしていましたが、ベルリンでは猫シッターを探せる Cat in a Flat という便利なサイトもあります。久しぶりに猫たちと再会できたとき、家全体の空気がようやく一つにまとまったような、じんわりとした安心感に包まれました。
Hebamme への連絡:ベストなタイミングとメッセージ例
実は私たち、退院後に Hebamme へ連絡したのですが、これは少し遅めのタイミングでした。理想は、出産後できるだけ早く(当日〜翌日)に連絡するのがベストです。電話でなくても、テキストメッセージ(SMS や WhatsApp)一通で大丈夫。
連絡する際は、以下のような情報を伝えます。
- 出産日時
- 出産方法(自然分娩、PDA/和通分娩、帝王切開など)
- 赤ちゃんの体重
ドイツ語メッセージの例
コピペして使ってみてください。
Liebe/r ○○, am 11.12.2026 um 09:24 Uhr ist unsere geshealthy Tochter zur Welt gekommen. Uns beiden geht es gut. Die Geburt fand wie geplant als PDA-Geburt statt. Das Geburtsgewicht beträgt 3100 g. Liebe Grüße
Hebamme の訪問:掃除も着替えも不要!
私たちの場合、退院した翌日に Hebamme が自宅へ来てくれました。これは **Hausbesuch(ハウス・ベズーフ/往診・自宅訪問)**のようなもの。驚いたのは、「部屋を片付けたり、身なりを整えたりする必要はまったくありません!」と言われたこと。ありのままの生活空間で、リラックスして迎えられるのがドイツ流です。
初日の主なチェック内容
- 母親のケア:血圧測定、子宮の位置・大きさの確認、出産時の状況ヒアリング
- 赤ちゃんのケア:新生児の体重測定、排泄(おしっこ・うんち)状況の確認、胸の状態チェック
- 授乳指導:母乳希望の場合、具体的な授乳体勢をその場で指導してくれます
- 相談:さまざまな不安や悩みごとの相談
特に授乳に関しては、その場で姿勢を直してもらえるので本当に心強いです。滞在時間は15〜30分程度ですが、その密度は非常に濃いものでした。
ドイツらしいケア「紅茶でのおむつ替え」
一つ注意したいのは、Hebamme は Rezept(レツェプト/処方箋)を出せないということです。 実際に赤ちゃんが **Windelausschlag(ヴィンデル・アウスシュラグ/おむつかぶれ)**になった際、相談すると「Apotheke(アポテーケ/薬局)で処方箋なしで買える Infectosoor Salbe を買ってみて」とアドバイスをくれました。
さらに、「おむつ替えのときに、冷ました紅茶(黒茶)で患部を拭くといいわよ」という助言も。紅茶の殺菌成分を利用する、いかにもドイツらしい自然派のケア方法に驚きつつも、その知恵に助けられました。
また、訪問6日目には黄疸の疑いを指摘され、翌日小児科へ。予約時に「Hebamme に黄疸を指摘された」と伝えたおかげか、非常にスムーズに診察を受けることができました。
今日のドイツ語まとめ
- die Hebamme(助産師)
- die Babyschale(ベビーシート)
- das Haut-zu-Haut(肌と肌のふれあい/カンガルーケア)
- die Nachsorge(産後ケア・退院後のフォロー)
- der Hausbesuch(往診・自宅訪問)
- das Rezept(処方箋)
- der Windelausschlag(おむつかぶれ)
- die Apotheke(薬局)
おわりに
日本の里帰り出産とは形は違いますが、退院後に専門家である Hebamme が自宅まで来てくれるドイツの仕組みは、実際に経験してみて本当に心強いと感じました。
赤ちゃんのことだけでなく、母親自身の体調や不安にも丁寧に向き合ってくれる存在がいることで、「退院=すべて自己責任」にならない安心感があります。
いよいよ始まった、3人と3匹(猫たち)での新しい生活。慣れないことばかりですが、少しずつ家族としてのリズムを作っていけたらと思います。
今回の内容が、どなたかの参考になれば嬉しいです。
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